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サステナビリティ・ウィーク2013 行事詳細

先住民文化遺産とツーリズム: 生きている遺産の継承と創造   

行事内容

開催日時 2013年11月15日(金)~17日(日)  (終了しました)  
主催者 北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
共催 北海道大学 観光学高等研究センター、平取町
会場 15・16日:北海道大学 学術交流会館 講堂 17日:北海道沙流郡平取町 沙流川歴史館 レクチャーホール
  • 言語:日本語・英語(同時通訳あり)
  • 対象:専門家・一般市民・大学生・院生
行事概要
2013年11月15日 9:00 AMto2013年11月17日 9:00 AM

本シンポジウムの目的は、先住民族の有形・無形文化遺産の独自性を明らかにし、それらを有効的に保存・活用しながら次世代へ継承していく方策について、国際的な視野から議論することです。

シンポジウムは、3日間にわたり開催する予定で、15日(金)16日(土)は北海道大学学術交流会館にて、17日(日)は平取町にて行います。基調講演者として、世界無形文化遺産の制定に尽力されたユネスコ前事務局長・松浦晃一郎氏とIPinCH(文化遺産における知的財産権研究)プロジェクトの代表を務めるG.ニコラス教授(サイモン・フレイザー大学)をお迎えする予定です。また、当該分野で活躍する国内外の研究者、実務担当者、先住民の方を含めた地域社会構成員からも、「文化的景観」「伝統文化の継承」「伝統工芸品」の各領域における現状と課題を報告いただきます。シンポジウムでの報告および議論を通じて、持続可能な先住民文化遺産の保護・継承のあり方とそれに関わる地域社会・行政組織・企業の連携について、先住民文化遺産に関わる知的財産権の諸問題をからめて議論します。

北海道大学側の実施責任者 北海道大学 アイヌ・先住民研究センター 加藤博文
事前申し込み 不要(直接会場へお越しください)
参加費 無料
問い合わせ先
2013年11月15日 9:00 AMto2013年11月17日 9:00 AM

北海道大学 アイヌ・先住民研究センター
岡田真弓
E-mail: m-okada[at]let.hokudai.ac.jp *[at]を@に変えて送信ください。

実施報告

2013年11月15日 9:00 AMto2013年11月17日 9:00 AM

 持続可能な先住民族の文化遺産の保護と活用について議論することを目的として,国際シンポジウムを,11月15日・16日は本学学術交流会館において,17日は平取町沙流川歴史館にて開催しました。
 11月15日と16日は,それぞれ「誰が守っていくのか」「どのように継承していくのか」という副題の下,先住民文化遺産の保護と活用に携わるアイヌ民族,地方行政担当者,企業関係者,研究者の方々,さらに文化遺産における知的財産権問題に国際的に取り組むIPinCH(Intellectual Properties in Cultural Heritage Issues,本拠地カナダ)の研究者の方々にご報告いただきました。16日の午後には,ユネスコ前事務局長である松浦晃一郎先生に基調講演をいただきました。松浦先生がユネスコ事務局長在任期間中にご尽力された無形文化遺産成立の過程とその意義,また先住民文化遺産を保護・継承していく上で国際社会・日本が解決すべき課題についてご講演していただきました。また,17日は「ツーリズム開発は地域の文化資源を活かせるか」という副題の下,地域の観光開発に携わる実務担当者に取り組みをご報告いただきました。
 3日間にわたる本シンポジウムには,一般市民,本学学生・教員,行政担当者など約300名を超える方が参加しました。文化遺産の保護と活用において国内外で実際に行われている先住民族との協業に関する報告や,上記の課題について国際社会や国・地方自治体が進めている方策についての報告に対して,先住民政策,考古学,そしてツーリズムの視点から様々な質問やコメントがありました。これまで日本であまり馴染みのなかった,市民あるいは先住民族との協働を目指した文化遺産マネジメントについて,国内外の事例を多く参加者に紹介できた貴重な機会であったと思います。

パネルディスカッションの様子

講演者の集合写真