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サステナビリティ・ウィーク2013 行事詳細

環境・エネルギー国際シンポジウム:持続可能な未来へ  低炭素社会と再生可能エネルギー   

行事内容

開催日時 2013年11月5日(火) 受付開始13:00 開演13:30 終了17:00  (終了しました)  
主催者 北海道大学「持続可能な低炭素社会」づくりプロジェクト
共催 環境省北海道地方環境事務所、札幌市、一般社団法人 北海道再生可能エネルギー振興機構、GreenerWeek運営協議会
会場 北海道大学 学術交流会館 講堂
  • 言語:日本語
  • 対象:専門家・一般市民・大学生・院生
行事概要
2013年11月5日
1:00 PMto5:00 PM

持続可能な低炭素社会の形成に不可欠な再生可能エネルギー資源、その宝庫と言われる北海道には昨年7月の固定価格買取制度(FIT)の導入以来、多くの太陽光発電施設が導入されました。しかし、再生可能エネルギーによる電力の系統への受入限度や地元経済との連携等様々な課題が表面化しています。

本シンポジウムでは、札幌市とその姉妹都市である韓国 大田市、ロシア ノボシビルスク市の研究者等が集まり、それぞれのエネルギー事情や今後の方向性等の情報を共有し、また、道内の先進的な取組み事例の紹介を通じて低炭素社会の実現とそれに必要な再生可能エネルギーの役割、地域経済活性化への期待、産官学民が連携の必要性等、今後の北海道における持続可能な未来志向の社会について市民と共に考えます。

☆広く再生可能エネルギー、国際協力や地域の活性化に興味のある学生、市民の方の参加を歓迎します!!

プログラム

13:00  開場

13:30 開会

【基調講演】 再生可能エネルギーと地域経済の活性化(仮題)  北海道大学大学院経済学研究科 吉田文和 教授

【来賓講演】 エネルギー政策と低炭素社会づくりへの取組み(予定)

  • 韓国・大田市 大田大学環境工学部 Kim, Suntae教授
  • ロシア・ノボシビルスク市 ノボシビルスク国立総合大学経済学部 Nikita Suslov教授

15:30 【パネルディスカッション】 地域の先進的な取組みと北海道における今後の取組み

  • パネリスト 地域での先進的な取組み実践者(予定)
  • コーディネーター 北海道大学大学院地球環境科学研究院 荒井眞一 特任教授


北海道大学側の実施責任者 北海道大学 地球環境科学研究院 荒井眞一
事前申し込み 必要 (本ウェブサイトまたはFAX、メールにて、「11月5日シンポ参加希望」と記載の上、氏名・人数・連絡先を11/4までにお知らせください)
参加費 無料
問い合わせ先
2013年11月5日
1:00 PMto5:00 PM

一般社団法人 北海道再生可能エネルギー推進機構
E-mail: info[at]reoh.org

URL http://sustain.oia.hokudai.ac.jp/carbon/jp/

実施報告

2013年11月5日
1:00 PMto5:00 PM

 11月5日(火),「環境・エネルギー国際シンポジウム:持続可能な未来へ ~低炭素社会と再生可能エネルギー~」を開催し,学内外から約190名が参加しました。今回のシンポジウムは,札幌市・大田市・ノボシビルスク市の姉妹都市科学シンポジウムも兼ねており,日本,韓国及びロシアの研究者,実務家による講演及びパネルディスカッションが行われました。
 上田文雄札幌市長が開会挨拶を行い,環境負荷の少ない低炭素社会の形成とエネルギー転換をまちづくりの中心課題として位置づけていることを紹介し,これをきっかけとして参加者が日常生活の中でできることから取り組みを進めていくことを期待すると述べました。
 経済学研究科 吉田文和教授は,基調講演「再生可能エネルギーと地域経済の活性化」において,再生可能エネルギー導入の条件として,枠組み条件と目標設定等の4つを挙げ,今までの教訓として,関係者の合意と協力等の3点を指摘しました。次に,ロシア科学アカデミーシベリア支部工業経済経営研究所部長 兼 ノボシビルスク国立総合大学経済学部教授 ススロフ・ニキタ氏が「エネルギーが豊富な経済における再生可能エネルギー源:ロシアの場合」と題して講演し,コスト,インフラストラクチャー等が原因でロシアでは再生可能エネルギー利用が発達しておらず,さらに手続き時間の長さ等が原因で関係法が機能していないことを指摘しました。そして将来的には新たな仕組みを作ることが重要であると述べました。韓国エネルギー技術研究院主席研究員 李 震石氏は「バイオエネルギー:持続可能な社会への鍵となる手段―韓国の経験―」と題し,2012年に固定価格買取制度から再生可能エネルギー利用割合基準(RPS)に変更したこと,今後再生可能燃料基準(RFS)等を導入する予定であり,バイオエネルギーは重要な役割を果たすことを述べました。
 パネルディスカッション「地域の先進的な取り組みと今後の北海道」では,苫前町長 森 利男氏,鹿追町長 吉田弘志氏,寿都町長 片岡春雄氏から現状及び課題について報告がありました。議論では再生可能エネルギーを軸にして地域の活性化を図っていく必要性,コスト及びインフラを含めた仕組みを見直し,また,地域に適合した技術を作っていくことの重要性について共通認識が図られました。参加者からは,再生可能エネルギー利用を通じた地域産業及び雇用の創出の重要性等が指摘されました。
 最後に,一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構理事長 鈴木 享氏と吉田教授が,北海道が日本の再生可能エネルギー普及の鍵であること,本シンポジウムが3地域における協力関係の新しい展開のきっかけになることを期待する旨を述べて閉会しました。
 本シンポジウムでは,低炭素社会の実現及び持続可能な未来へ向けた方向性等について認識を深めることができました。また,アンケートでは特に,ロシア・韓国の再生可能エネルギーに関する実情や取り組み,3町長による自治体の具体的な取り組みの報告が非常に参考になったという回答が多く,充実した内容になったものと思われます。
 今後も,環境政策の最新動向を情報提供などを行う場として,サステナビリティ・ウィークに参加していきたいと考えています。

会場の様子

パネルディスカッションの様子