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サステナビリティ・ウィーク2013 行事詳細

東アジアメディア文化交流プロジェクト ―越境するメディアと東アジア   

行事内容

開催日時 2013年11月2日(土)~4日(月・祝) 開始:10:00 終了17:00  (終了しました)  
主催者 北海道大学 メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター
会場 2日、4日:北海道大学 学術交流会館 小講堂 3日:遠友学舎
  • 言語:日本語・中国語・韓国語(逐次通訳あり)
  • 対象:専門家・一般市民・大学生・院生
行事概要
2013年11月2日 10:00 AMto2013年11月4日 5:00 PM

この国際プロジェクトは、日中韓の相互理解を深めると同時に北大や北海道の国際化を推進するために企画されたものです。
初日の「メディアの越境は何をもたらすのか」は、メディア・大衆文化の流通を通じて、東アジア文化の「いま」を問う学術的イベントです。
二日目の「大討論会-ポスト韓流時代と北海道」では、北海道を基盤とする日韓の専門家や市民、活動家、学生、学者などが集まり、10年間の韓流がもつ意味と現状、そして今後の日韓の文化的関係について語り合います。
最終日の「東アジアで共有できること」では、日中韓セミナー「水俣ドキュメントは中国でどのように見られたのか」(午前)や韓国映画『ジスル』の上映(午後)を通じて、東アジアが共有する歴史の記憶とメディアの問題について多くの市民・学生とともに考えます。

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本イベントは道民カレッジの連携講座です。

コース名:教養

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北海道大学側の実施責任者 北海道大学 メディア・コミュニケーション研究院 渡邉 浩平
事前申し込み 不要
参加費 無料
問い合わせ先
2013年11月2日 10:00 AMto2013年11月4日 5:00 PM

北海道大学 メディア・コミュニケーション研究院
金成玟(キム・ソンミン)
E-mail: kim[at]imc.hokudai.ac.jp *送信時は、[at]を@に変えて送信してください。

実施報告

2013年11月2日 10:00 AMto2013年11月4日 5:00 PM

 東アジアメディア研究センターでは,11月2日(土)~4日(月・祝)の3日間,「越境するメディアと東アジア」と題してシンポジウム,討論会,講演会を開催しました。
 2日(土)の第1部「メディア文化フローのダイナミズム」では,センターが平成25年度「東アジアにおけるメディア文化フローの調査研究プロジェクト」を通じて行った研究の成果を当学院の教員と大学院生が披露しました。第2部で実施したのは,日本・韓国・中国がナショナリズムを乗り越えて共通のアイデンティティを育むリージョナル放送空間の構築をテーマにした国際シンポジウムです。2001年に始まった「日韓中テレビ制作者フォーラム」の実践をメインの議題に据え,東アジアにおけるコンテンツ産業の流通及び交流の現状について関係者・専門家が議論しました。
 3日(日)の大討論会「ポスト韓流時代と北海道」では,これまでの「韓流」が持つ意味と現状,そして今後の日韓の文化交流について,専門家や市民,学者,学生が議論を行いました。第1部「北海道の映画文化と韓国映画」では,シアターキノの中島 洋さん,第2部「北海道のラジオとK-POP」では株式会社STVラジオの室田智美さんをお招きし,90年代以降の日韓の文化交流の変遷について語り合いました。
 4日(月・祝)の第1部は,「中国の経済成長とメディアの果たす役割」と題して,胡 舒立さんの講演会を実施しました。胡さんは90年代末から中国の経済誌「財経」「財新」の編集長を務めつつ,中国・中山大学メディア学院(傳播与設計学院)学院長も兼務されている中国を代表するジャーナリストです。中国メディアは統制されつつも経済ジャーナリズムの領域において,一定程度の自由な報道を行っていること,さらに,インターネットの普及により,市民の声がネットによって表現されるようになったことが紹介されました。第2部「東アジアが共有するメディアと歴史の記憶」では,済州4・3事件を描いた映画『チスル』を上映し,済州4・3研究所所長及び本大学院の教員と学生による白熱した議論が行われました。来場者からは上映会を通して国家暴力による犠牲の歴史を共有し,映画がどのように抑圧された記憶を語りうるのかについて考えさせられたという意見が寄せられました。
 これらの活動を通じてこれからの東アジアのメディア交流の可能性が示唆されました。

大討論会の様子

胡さんの講演の様子