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サステナビリティ・ウィーク2013 行事詳細

泥炭地管理国際会議: 熱帯および冷温帯泥炭地管理の在り方とその未来像 人と自然の調和とその持続性   

行事内容

開催日時 2013年10月10日(木) ※ 開講10:00 終了17:00  (終了しました)  
主催者 北海道大学 サステイナビリティ学教育研究センター
会場 北海道大学 百年記念会館
  • 言語:英語
  • 対象:専門家・一般市民・大学生・院生
行事概要
2013年10月10日
10:00 AMto5:00 PM

※【お詫びと訂正】

2013年8月に発刊いたしましたSW2013パンフレットにおきまして、記載に誤りがありました。本行事の

開催日程は、10月10日(木)です。参加者の皆様ならびに関係各位にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させて頂きます。

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現在、世界の泥炭地は主に冷温帯地域と熱帯地域に分布しており、その中に含まれる炭素量は530Gtと言われています。泥炭地は大気中の炭素を固定し泥炭中に蓄えることで成立してきました。しかし、その炭素固定と集積の機能は泥炭地そのもの、あるいは周辺地域における様々な人間活動により急激に失われ、逆に巨大な炭素放出源になりつつあります。特に熱帯泥炭地域における土地改変と泥炭火災による大気中への炭素放出は日本の年間炭素総排出量に匹敵することも明らかとなってきました。

本会議では、最新の科学技術の活用と、泥炭地とその周辺地域における人間活動の仕組み作りを 紹介し、持続可能な低炭素社会実現について、国際的に活躍する研究者とともに議論します。また、泥炭および泥炭地の保全・利用・管理に関わる日本の研究者・技術者の交流・連携の場として「日本泥炭地学会」設立に向けた意見の集約も行っていきます。

会議次第(仮)

  1. 持続可能な低炭素社会実現に向けた泥炭地管理の重要性
  2. 冷温帯泥炭地における泥炭地管理の実践と問題点
  3. 熱帯泥炭地における泥炭地管理の実践と問題点
  4. 泥炭地管理の技術的諸問題について
    a.生態学的視点から     b.工学的視点から
  5. 泥炭および泥炭地の保全・利用・管理に関わる日本の研究者・技術者の交流・連携の場として「日本泥炭地学会」設立に向けた意見交換

北海道大学側の実施責任者 北海道大学 農学研究院 大崎満
事前申し込み 不要(直接会場へお越しください)
参加費 無料
問い合わせ先
2013年10月10日
10:00 AMto5:00 PM

北海道大学 サステイナビリティ学教育研究センター
百田 恵理子
E-mail: eriko[at]census.hokudai.ac.jp *[at]を@に変えて送信してください。

実施報告

2013年10月10日
10:00 AMto5:00 PM

 今回のワークショップでは,泥炭地管理に関する,熱帯及び寒帯の泥炭地のあり方,そして,今後の泥炭地のあるべき姿について,泥炭研究のスペシャリストである,英国・ノッティンガム大学 Jack Rieley教授とインドネシア・科学技術評価応用庁 Bambang Setiadi博士を招聘し,講演を行いました。Rieley教授からは”Responsible Peatland Management: Can we learn from the past and present to make a better future?”(泥炭地管理の重要性:よりよい未来のために過去と現在から学ぶことができるのか)と題した発表,また,Setiadi博士からは”Future Aspects of Management in Tropical Peatlands”(熱帯泥炭地管理の在り方とその未来像)に関する発表がありました。
 午後のセッションでは,現在,本学で採択されているSATREPS地球規模課題対応国際科学技術協力事業のひとつである「インドネシアの泥炭・森林における火災と炭素管理」プロジェクト(研究代表者:農学研究院 大崎 満教授)でのこれまでの長期的な活動での経験と最新の泥炭研究に関する発表が行われました。
 今回は,全体で60名の参加があり,学内外の関係者及び多くの学生による活発な議論が行われました。
 現在,UNFCCC(気候変動に関する国際連合枠組条約)等の国際的な会合の場でも,低湿地における「泥炭」が大きな注目を浴びるようになってきました。今後のこの分野での最新の科学技術の活用と,泥炭地とその周辺地域における人間活動の仕組みあるいはルール作りが,持続可能な低炭素放出社会実現への重要な一歩となると期待しています。

発表の様子

講演者・参加者との集合写真